2010年10月 1日

奈良町(ならまち)の“赤いぬいぐるみ”って?

和モダン.com(KOBE)の中村です。

さて、みなさま。
↓このぶら下がってる「赤いぬいぐるみ」、何かご存知ですか?

P1060491.jpg

P1060492.jpg

P1060486.jpg


平城遷都1300年祭で盛り上がりを見せる「奈良」にある、
レトロな町「※ならまち」」の家の軒先や、お店の前に
こんなふうに謎の?赤いぬいぐるみがぶら下がってるんですよ!
※「ならまち」・・・奈良時代に勢力を誇った世界遺産・元興寺の境内を中心とした
          風情ある町屋が建ち並ぶ一帯。


もっとアップでお見せしますと・・・

migawarisaru

こんな感じになっております。

さて。この赤いぬいぐるみの正体は・・・?

これは・・・

「身代り申(さる)」

と呼ばれるお守りなんですよ☆

「庚申(こうしん)さん」のお使いの猿を型どったお守りで、魔除けを意味し、
家の中に災難が入ってこないように吊るしているそうです。
災いを代わりに受けてくださることから「身代り申」とよばれているんですって!
また、その猿の背中に願い事を書いて吊るすと願いが叶うと言われていて
「願い申」とも呼ばれています。

お猿さんってわかりづらいですが、お猿さんなのです。

奈良町資料館


↑ここ奈良町資料館には、
奈良町に伝わる生活民具や漆器、古書、いろいろな看板、
仏像や骨董品などが展示・紹介されているのですが、
入口の大きなお猿さんや、大量のお猿さんにはびっくり!!!

あ、この写真↑だと、
「手足をくくり、お腹に帯をしているお猿さん」
ってわかりますかねえ?

P1060493.jpg


ではここで奈良町資料館でいただいた資料を元に
<庚申さんのいいつたえ>について少し書きたいと思います。

************************

「庚申信仰」に関しては諸説がありますが、
中国の道教の守庚申というのが、奈良末期に日本に伝来され、
日本固有の信仰と交じり合い発展したのではないかといわれています。

仏教が極楽往生を説くのに対し、道教では現世利益が叶えられるとあって
江戸時代には民間信仰として庶民にひろまりました。
庚申さんとよばれる青面(しょうめん)金剛像は、奈良町資料館にまつられ、
いまも庚申信仰が受け継がれています。

「庚申」=「かのえ・さる」とは、
十干(甲乙丙・・・・)と十二支(子丑寅・・・・)の組合せによるもので、
昔は月日をこのように呼びました。
その組合せは60通りあり、60日に1度めぐってきます。

「庚申」の日の夜には、人々は寝ずに一夜を明かす守庚申を行います。
言い伝えによると、人のお腹の中には「三尸(さんし)の虫」という虫がいて、
庚申の日の夜に人々が寝静まってから体から抜けだし、
その人がしてきた悪事を天帝に告げにいくといわれています。
すると天帝が天の邪悪に命じてその人に罰を与えるので、
人々は三尸の虫が抜けださないように寝ずに過ごしたというわけです。

それでも心配な人は天の邪悪が嫌いな「身代り申」を家の中に吊るしたり、
三尸の虫の嫌いなコンニャクを食べて悪魔を退散させるのです。

孫悟空の物語とも深い関係が!
詳しくはこちら→ルーツは敦煌

************************

徹夜の習わしはなくなったそうですが、
身代り申をつるし、庚申さんをまつる信仰は、
今もこの町に息づいているんですね。

P1060488.JPG

伝統が色濃く残っている「ならまち」の古い町並み。
身代り申がさらに風情を生み出しています。

nara


江戸・明治の面影を今に伝える
のんびりゆったりした空気感の「ならまち」は
本当に魅力的ですよ☆

nara2

暑さもおさまり、いよいよ秋の行楽シーズン到来ですね♪
古都・奈良の最も古い町「ならまち」へ足を運んでみてはいかがですか?


<おまけ>
「ならまち」でかわいいお店を発見☆

奈良ならではの~鹿のスイーツです♪

P1060467.jpg

P1060529.jpg


か、かわいすぎで、食べるのがもったいない!!!

かわいい鹿のストラップはブログでみてください!→幸福スイーツアルカイック 焼き菓子専門店

投稿者 wamodern.com : 17:06 | コメント (0)

コメント

コメントの投稿